2021年 ドラフト総括
<指名選手>
1. LT スレーター
2. CB サミュエルJr
3a. WR パルマー
3b. TE マクキティ
4. EDGE ランフ
5. G/OT ハイメス (Jaimes)
6a. LB ニーマン
6b. RB ラウントリー
7. S ウェブ
<総括>
ドラフト前にはLTとCBに大きな穴があったが、1巡,2巡で評価の高い選手が指名でき穴を埋めることに成功。2巡までに大きなニーズがなくなったため、1つめの3巡指名ではBPAでWRパルマーを指名。2つ目の3巡で残りのニーズであったブロッキングTE(パスでもそれなりに活躍しそう)を指名。4巡以降ではデプスが足りていなかったポジションとスペシャルチームの補強を行った。
個人的な予想ではGを3巡で取ると思っていたが5巡目まで指名せず。DETからFAで取ったGアボウシが先発としてそれなりに期待されているということであろう。
<指名の特徴>
コーチ陣が刷新された影響があるかもしれないのでまとめてみた。
①サイズにはあまりこだわらない
昨年のロスターは平均身長がリーグで最も高かったらしいが(188.5cm≒6-2)、指名したLTスレーター、CBサミュエルJr、EDGEランフ、G/OLヘイメスは身長、体重ともにアンダーサイズの選手。
②通算成績よりも誰相手にどれだけやれたかを重視。
特に顕著だったのが3巡指名。QBが良くない、チーム戦術的に使われにくい、ケガ等の事情があったとはいえ一度も年間500ヤードを超えたことのないWRと最終年100ヤードほどのキャッチしかしていないTEを指名。どちらもシニアボウルに出ており高いレベルの中で良いパフォーマンスを見せていた。WRパルマーはシーズンのジョージア戦やアラバマ戦でも活躍。前述した通り1つ目の3巡はBPA色が強い指名だったためかなり②の要素が重視されていそう。
③ジョージア大の選手を高く評価
ステイリーHCが会見でジョージア大のTEマクキティ、Sウェブを指名した理由の一つにジョージア大のカービーHCの元でプロスタイルの戦術を学んでいることを挙げていた。確認できた限りでは大学名が指名理由に出てきたのはジョージア大のみ。プロへの移行に有利ということだと思うが彼らが一年目からどうチームに貢献するか注目したい。(去年まではノートルダム大からの指名が多かったが今年からお気に入り大学が変わるかもしれない。)
④コーチの意見が大きく反映されていそう
これがこの記事を書いた理由。GMは変わっていないが去年までと傾向が違う気がしたため。元々ドラフトはGMの意向が大きそうだったが、ドラフト後にステイリーがドラフトした選手について細かく発言しているのを見るに今回はコーチの意見がしっかり反映されているように見えた。(私がリン前HCに興味がなかっただけかもしれませんが…)
これでドラフト関連の記事は一段落。トレーニングキャンプが始まる7月末までにロスター紹介ぐらいはやりたいところ。