FUMBLE CHARGERS~勝てそうで勝てないチームのファンブログ~

勝てそうだけどなぜだか勝てない。そんなチャージャーズを応援するブログ。

今季の振り返りとオフの補強ポイント

 気づけば前回の記事がトレーニングキャンプ1日目(6か月前)でした。(笑)
オフシーズンこそブログシーズン。というわけで今季の全体的な振り返りと弱かった所(補強ポイント)をまとめていきます。長くなりそうだったので、FAになる選手に関してはまた今度にします。

オフェンス
Points/Game     27.9 (5位) 
Yards/Game      390.2 (4位) *昨季は18位
Rush Yards/Game  107.9 (21位)
Pass Yards/Game   282.4 (3位)
3D Conversion       45.25% (3位)

 シーズン序盤はショートパスを多用しすぎてQBハービーの良さが活かしきれていませんでしたが、中盤からロングパスも効果的に織り交ぜることで爆発力を得ました。
 それを支えたのは昨オフに補強したOL。特にCリンズリー, LGフェイラー, LTスレーターの左側が強くなり、パスプロだけでなくランも出ました。
 パスプロが持つようになったことでWRキーナン、マイキー、RBエクラーなどのスキルポジションの選手が躍動し、見ていてワクワクする魅力的なオフェンスになりました。(ほんとに見るのが楽しかった…)
 今季のオフェンスは全体的にうまくいっていたものの、相手が一流のパスラッシャーだとかなりキツかったRT, エクラーがいないと怖さが3段階下がった2番手RBは補強が必須です。

ディフェンス
Points/Game  27.0 (29位) 
Yards/Game   360.1 (23位) *昨季も23位
Rush Yards/Game  138.9 (30位)
Pass Yards/Game   221.2 (10位)
3D Conv %     49.54% (32位)

 一方でディフェンスはひどかった。。昨季ラムズでリーグトップの守備を作り上げたステイリーHCを招聘したにもかかわらずこの低迷ぶりは大きな誤算でした。特にランDはリーグ30位であり、今季のChargersの敗因であることは間違いありません。
 パスは数字上は10位ですがこれはランDが悪すぎて相手のパスが減ったからでしょう。3rd down conversionがリーグ最下位なことからもランだけでなくパスも勝負所で止まらなかったことがわかります。。
 ディフェンスが全体的に良くなかった原因はステイリーHCの用いる複雑なディフェンスシステムに選手が混乱したためだと思います。通常、新しいコーチを招聘するとそのシステムを熟知している古巣の選手を獲得することが多いですが、昨オフはそれをしませんでした。これは補強戦略ミスだったように思います。
 これは与太話ですが、前任のDCブラッドリーが毎試合同じ準備をする平凡なコーチだったので、毎試合別の準備をする今季とのギャップが激しかったのもうまくいかなかった理由かもしれません。色々言われることの多いブラッドリーですが、同じ準備で選手の習熟度を上げるというのは選手が成長しやすいやり方なのかもしれませんね。(対策されると手も足も出なくなるのですが…)
 オフの一番の補強点はランが止められなかったDL。CBやEDGEにもエース級の選手が一人欲しいです

スペシャルチーム
キッカー
 シーズン前に3人でロスターを争わせましたが、選ばれたビスカイーノはまるで使いものになりませんでした。シーズン途中にWASを解雇されたホプキンスを獲得。50ヤード以上はまるで入りませんでしたが、45ヤード以内は高い確率で決めてくれました。

パンター
 チーム3年目のロングが務めましたが飛ばないパントも多く、パントの蹴りあいになると分が悪かったです。

リターナー
 シーズン前に競争させて選ばれたWRヒルリターナーとして全く戦力になりませんでした。攻撃開始が20ヤード地点からでいいから毎回タッチバックさせてほしかった。。
 フロントも流石にこれはまずいと思ったのかシーズン途中にロバーツを獲得。とても活躍してくれました。

カバーチーム
スペシャルチームで昨季から最も改善した点です。スペシャルチームを重視したようなFA補強やドラフトも見られ、ステイリーHCがスペシャルチームに力を入れたことが実を結びました。

ホプキンス、ロバーツがFAのため、来季のロスターがすべて入れ替わっていてもおかしくない状況です。逆に言えば選びたい放題です。カバーチームはよくなっていたので1年でSTCを切るのは正直早いなと思ったのですが、キッカーやパンターの選択肢の多いオフを前に今季の選手選びを失敗したSTCが解任されたのはよかったのかもしれません。新しいSTC (Ryan Ficken)に期待です。

 

今季はプレーオフまであと一歩のところまでいきましたが惜しくもシーズン敗退となりました。ポテンシャルが高いことは十分示せたシーズンでしたし、補強点も明確なのでしっかり補強して来季を迎えたいですね。